日産 新型 GT-Rが登場、マイナーチェンジで内外装を大幅にチェンジ

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日産 新型 GT-Rが登場! マイナーチェンジで大幅洗練

日産の、というより、日本が誇るスポーツカー「GT-R」。スカイラインの名がついていた頃から、エンジン縦置きFRベースにアクティブトルクスプリット4WD「ATTESA」を掛け合わせ圧倒的なトラクション性能を有していた。また、元々レースでの使用を前提に開発されたRB26エンジンもスカイラインGT-Rの強さの一つだった。

しかし、スカイラインGT-Rは、鋳鉄のエンジンブロック、ATTESAシステムをもつが故、フロント周りにも駆動システムがあり、フロントヘビーな車だった。最高速にトライするような条件では、フロントに荷重がかかった方が安定度が増すが、コーナリングではいただけない。ご存じのように現行GT-Rは、そこを改善しながら世界第一線級のパフォーマンスをもつ車に仕上げている。

現行GT-Rは、2007年にデビュー。駆動方式は同じFRベースの4WDながら、後輪軸手前に6段デュアルクラッチトランスミッションを倒して搭載するトランスアクスルを採用した。これにより、リアに荷重の掛かり難いFRの問題点を解決したが、一旦プロペラシャフトで後ろにいった駆動力をフロントへもう一本のシャフトで戻すというとんでもない方法をとっている。エンジンは、このドライブトレーンの設計を先に行い、フロントに必要な荷重を検証された結果、VR38型 3.8LV6ツインターボが搭載された。この結果、エンジン他回転体が、ある固有の回転域で振動が増幅する共振点は400km/hを超えた。

VR38エンジンは1機ずつ匠と呼ばれる職人が手でくみ上げている。しかし、シャーシは通常の市販車ラインの中でくみ上げられていくのもスゴイ点だ。通常の車なら公差が設定されており、左右でタイヤの出面が違う(=サスペンションの位置が違う)ことは、よくあることだが、それでは300km/hでは走れない。目的が違う車を同じライン上で作ってしまうことが日産の技術力の高さなのかもしれない。

このGT-Rも2007年にデビューし、今年で9年を経過する。年次改良(イヤーモデル)では、細かい変更をほぼ毎年加えられ、マイナーチェンジも2010年と2013年に行われている。
デビュー当時480PSだった出力も550PSにまで上がっており、空力特性の見直し、サスペンション、ダンパーのセッティングなど細かい改良を続けてきている。そして、今年、再度マイナーチェンジが加えられることになった。

今回のマイナーチェンジでは、エンジンをさらに強化し、最大出力は570psと20psの向上。一部グレードに、チタン製のエグゾーストシステムを採用。アクティブノイズキャンセレーションとアクティブサウンドエンハンスメントシステム相まって、不快な騒音を消し、より刺激的なエキゾーストノートを奏でるだろう。

内外装にも変更が加えられ外観は、ややグリルを大型化し、エンジン冷却性能を向上。日産のアイデンティティの一つであるVモーション風の加飾を加えることで新しい顔つきへと変貌している。細かいところでは、ボンネットの形状もエアフローを考え、見直されている。室内では、パドルシフトがステアリング上に移設、モニター画面が8インチのタッチパネルスクリーンとなった。

0-100km/h加速は、2.7秒となっており、ターボ化されたポルシェ911などがライバルとなるが、性能からすると圧倒的な価格のアドバンテージだ。
以前、ニュルでのタイム計測結果、911のタイムを上回り、ラリードライバーで、ポルシェなどでテストドライバーも勤めるワルター・ロール氏が、日産GT-Rをドライブしても、そのタイムは出なかったと発表すると、調子が悪いようなのでメンテナンスしますと日産が応酬するなどのやり取りもあり、欧州プレミアムブランドがGT-Rを意識していることは明らかだ。

次期モデルの噂もちらほらと出てきているGT-R。現行GT-Rを先頭にたって開発した水野氏はもう日産にはいないが、どのようになるのか期待したい。4_w7p4859_t_web1_52a9215_web 5_w7p5432_web 7_w7p5153_t_web 8_52a9396_web 10_w7p5542_web

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