日産 新型 セレナが6月に登場か? フルモデルチェンジでハイブリッドモデルに注力

新型 セレナ フルモデルチェンジ
新型 セレナ フルモデルチェンジ

ホンダ・トヨタ・ニッサンが鎬を削る5ナンバーサイズのミニバンだが、日産がセレナをフルモデルチェンジを行おうとしている。ノア・ヴォクシー、ステップワゴンは既にモデルチェンジを終え、ノア・ヴォクシーに関しては1月にマイナーチェンジを行い、トヨタセーフティセンスが搭載されるようになった。このクラス(どの商売でもそうだが)は、後発でライバルにない機能を追加しながらもライバルより安い価格設定にしないとならなかったりで、各社消耗戦を強いられている。

 

メインターゲットが子育て真盛りなファミリー層となるから、財布の紐は堅いし競合も多いので見る目はシビアだ。その中にニッサンが投入する新型 セレナを掘り下げてみる。現行型のセレナは2010年に発売を開始していて、丸6年目となる。今年の夏にはフルモデルチェンジを迎えると予想されている。

今回のモデルのトピックは、パワーユニットがストロングハイブリッドモデルとなるところ。現在、このクラスの機能面では、ステップワゴンのエンジンがダウンサイジングターボというトピックがあるが、燃費の面で印象的な数値にはならなかった。ノア・ヴォクシーの1.8Lのハイブリッドだと23.8㎞/Lの数値を出すのに対し、ステップワゴン17km/Lとなっている。後発のセレナとしては、マーケティング的にもステップワゴン以下になるとは考えにくい。

となると、現実的にダウンサイズターボではなく、ハイブリッドでデビューすると思われる。現行モデルのハイブリッドはスターターモーターに毛が生えた程度のハイブリッドで、発進加速時にわずかにアシストする程度のスズキでいうところのマイルドハイブリッドだった。次期モデルは恐らくエクストレイルの2L直4+1モーター2クラッチのハイブッドシステムを流用するのがコスト的にも出力的にも現実的なのではないだろうか。そうであれば、ノア・ヴォクシー系の99PS+モーターに対し、147PS+モータとなり、出力の数値はステップワゴンと近いモノになる。ノア・ヴォクシーは、モーターの出力が半分程度なので単純比較はできないし、エクストレイルハイブリッド自体が20km/L程度の燃費なので、それよりも重量がかさむセレナの場合、18km/L程度の燃費にになるのではないか思われる。それれでも今までの補助的なハイブリッドに比較すれば十分すぎるものになりそうだ。このシステムの優れている点は、モーター走行時はエンジンをクラッチで切断する為、走行抵抗にならないと言う点。恐らく実燃費も近い値が出るのではないだろうか。もしくは、話題性を狙うのであれば、これから販売されるノート・ハイブリッドの1.2L直3+スーパーチャージャーとハイブリッド搭載の可能性がある。

ボディサイズは、5ナンバー枠いっぱいの4690mm、1695mmを守り、ハイウェイスター系の一部グレードが3ナンバーになるのも今まで通りで、ルックスは最近のニッサン顔となるV型のグリルを軸に吊り上がったライトとなるだろう。ウィンドウラインも今まで通り視認性の規定をクリアする為に低く設定する。

また、プラットフォームも新開発をし、ニッサンとルノーで共同で使用していくCMF(コモン・モジュール・ファミリー)を使用する。これは、「コックピット」「エンジン」「フロントアンダーボディ」「リヤアンダーボディ」「電子アーキテクチャー」を加えた5つのモジュールから構成される。VWのMQBなどと同様、セグメント違いでも共通したモジュールを使用できる部分を増加させることで、開発費、部品点数削減、製造コスト削減、工期短縮を可能とする。こういったスケールメリットを使用できるのは、ホンダには厳しい部分だ。

セレナは、満を持して今年6月頃発売となる予定だ。

Comments

comments