ホンダ 新型フリードは2016年の夏に発売か? さらなる燃費の改善でシエンタのライバルへ

ホンダ 新型 フリード
ホンダ 新型 フリード

2015年は、ホンダにとって踏んだり蹴ったりの年であっただろう。一昨年から続く主力車種フィットのリコール問題に加え、タカタのエアバッグ問題とリコール続きの年となってしまった。S660を筆頭とした軽自動車の躍進という嬉しいニュースもあったが、メーカーとしても競争が激化し、コストをギリギリまで削減した軽自動車が1台売れるより、フィットやステップワゴンなどの普通車が売れてくれた方が嬉しいだろう。またフィットユーザーが自社軽自動車に買い換えてしまう、カニバリ(共食い)を起こしてしまったのもいただけなかった。

そして、昨年投入した新型ステップワゴンについても、ミニバン初のダウンサイジングターボと意気込んだ割りには、思った程販売が伸びていない。市場はダウンサイジングターボよりもハイブリッドという分かりやすい燃費改善アイテムが欲しかったようだ。

そのような前提もあり、度重なるリコールによる費用が及ぼす利益への影響やイメージの失墜などを避ける為にも品質管理体勢と販売スケジュールを大幅に見直すようで、2016年は全くの新型車はこのフリードだけになる可能性がある。

新型 フリードに関しては、フィットをベースとしたトールワゴンで2列5人、3列7人乗りが従来通りラインナップされる。恐らく足回りも現行型のフリードと同様にフィットのそれを流用するのだろう。エンジンについては、1リッター3気筒ダウンサイジングターボが搭載されるのではないかとレポートされていが、フィットシャトルと同じ132PSの1.5リッター直4に落ち着きそう。前述のようにステップワゴンの1.5リッターが思った程受け入れられなかった結果、計画を見直したようだ。新型 フリードに搭載されるハイブリッドシステムは、現行フィットなどに搭載されているシェフラー製デュアルクラッチ7速トランスミッションと組み合わせたi-DCDがそのまま採用されるだろう。トランスミッションとモーターが一体になったユニットは小型軽量でトランスミッションが負荷に応じてEVやハイブリッドモードを選択するという賢い仕組み。1,3,5,7の奇数段のシャフトにモーターは接続されており、このギアを介してエンジンのアシストや回生を行う。

ただ、世界的にみるとコンパクトカーには、ニッサンノートなどにも搭載されているように3気筒1リッター程度+過給という流れになってきているので、ターボエンジンもいずれ搭載される可能性はある。
内燃機関は無駄の塊で、熱損失でせっかく燃焼したガソリンの熱エネルギーのうち2~5割も損失し、更に吸入の抵抗=ポンピングロスで2割程度減っていくので、摩擦損失と併せたら、合計4~8割は何かしらの損失で動力として使えずに消えていく。

なので予め、燃焼エネルギーの大部分が損失しても、車を動かせるだけのエネルギーを確保する為に、1気筒500㏄×気筒数で排気量を決めていくことが多いのだが、1,000㏄2気筒は、振動面で辛いので、妥協案として1,000㏄3気筒となった。一気筒分の容積が減った分はターボで補うという手法だ。ポンピングロスは吸気と排気の圧力差によるものなので、排気圧力で加圧するターボは、ポンピングロス低減にもメリットがある。

ノート ハイブリッドの記事にも書いたように、この小排気量+過給という方法に異議を唱えているメーカーがある。アウディとマツダだ。折角生み出したエネルギーの大部分が消えるのなら、無理に小さな排気量で動かすより、500㏄なり理想に近い容積で動かした方が効率がよいし、ターボが効き出す前の低回転のトルクも確保できるだろうという考え方、ライトサイジングだ。ホンダが他社の動向をみて開発をし、市場に投入するころには、エンジンのトレンドが変わっている、そんなアホなことにならなければよいが・・・もっとも、ダウンサイジングで減った低回転のトルクをモーターと過給によって補おうというのであれば合理性はあるので、ダウンサイジングターボ+ハイブリッドの登場を心待ちにしたい。新型 フリード

新型 フリードのライバルとして大きな存在となっているのが昨年発売されたトヨタ シエンタだろう。ハイブリッドモデルではフリードと同じようにコンパクトな3列シートを備える車としてはかなり高い燃費性能を有していて、数値は27.2/Lとなっている。デザインの面でもCMで主張していたスポーツバッグという表現がアクティブな印象を植え付け、カラーではポップさを演出している。デザイン的にも燃費でもこのシエンタを相手にどこまで戦えるモノとなっているのかが注目すべきポイントだろう。

新型 フリードの発売は2016年の夏〜秋頃となると予想される。

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