ホンダ オデッセイ ハイブリッドが2月上旬に発売、燃費は26km/Lで価格は350万円〜

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オデッセイ ハイブリッド

ミニバンのホンダ。オデッセイが発売されたところから一気にこの傾向が強くなった。初代オデッセイは、工場を改築する余裕がなく、しかたなくあの全高で出したところ大ヒットとなり、ミニバンブームに火をつけた。その前にマツダはMPVを出していたが、オデッセイ程のヒットとはならなかった。

乗用車のように乗れる走行性能の高いミニバンに市場は好反応を示し、その後RB3型まで低くすることに固執していたが、現行型ではガラっと変えエリシオンユーザーを取り込む形で背の高いミニバンに変貌を遂げた。もともと郊外のファミリー層を取り込む為のミニバンであったのが、郊外・ファミリー層には、アルファード系など背の高いミニバンがもてはやされ、かといって都市部ではコンパクトカーやハイブリッドが人気となり、どっちつかずのオデッセイは徐々に失速していった為、エリシオンとの統合は必然だったのかもしれない。

先代エリシオンは、3.5Lの約280PSのミニバン最強のエンジンとダブルウィッシュボーンの足回りで、高速の右車線を飛ばしていくのをよく見たが、その姿は、一代限りで終わりとなった。

統合されたオデッセイは、室内高を稼ぐ為にリアサスペンションはホンダ伝統の四輪ダブルウィッシュボーンを捨て、トーションビームと今のアルファード系とは逆の進(退)化し、2013年に現行型がデビューするも、2015年にアルファード/ヴェルファイアがフルモデルチェンジし、強力な販売網、消費者心理を巧みに捉えた(?)アルファード/ヴェルファイアの前に成功しているとは言い難い状況であった。

そのオデッセイに、カンフル剤としてハイブリッドモデルが追加されることになった。アルファード/ヴェルファイアともにエンジンラインナップが2.5Lの直列4気筒、3.5LのV型6気筒と2.5L直列4気筒のハイブリッドを展開しているのに対し、オデッセイが2.4Lの直列4気筒エンジンしかもたない弱みもあったので、そのラインナップの差を少し埋めることができる。下のツイートの画像はオデッセイ ハイブリッドのパンフレットの一部だろうか。オデッセイ ハイブリッドが2月上旬に発売されることが判断できる。

このハイブリッド、基本的にはアコード ハイブリッドのそれと同様で、2L直4に2モーターのSPORT HYBRID i-MMDが搭載される。システム総出力は、199PSとアルファード/ヴェルファイアの197PSを僅かにだが上回る。気になる燃費は、26km/Lで、こちらもアル・ベルの19.4kmを上回る。アル・ベルのハイブリッドがエンジンを補助する為のモーターという位置づけに対し、オデッセイの仕組みは、エンジンは発電用として置き、主にモーターを駆動して走る。基本的にエンジンは駆動軸にトランスミッションを介さずに繋がっており、高速での定速走行など負荷が低く効率の良いときにクラッチを繋ぎ駆動力を提供する仕組みだ。もちろん、フル加速のときはエンジンもモーターに加勢するが、基本的にはモーターに電気だけ供給できるだけの能力があれば良いと考えている点が大きな差。この差が燃費に効いている。

また、オデッセイハイブリッドにはエアサスが採用される可能性もあるようだ。ハイブリッドを採用すると重量増は免れない。まして、背の高いミニバン、元々重量が重い上に、ハイブリッドシステム分の重さや、多人数乗車時のことを考えると、サスペンションやダンパーのセッティングを堅くせざるを得ない。そうすると乗り心地の悪さに繋がってしまう。元々トーションビームは、車体前方の取り付け部(ピボット)を中心に弧を描くように上下する。弧を描くものに対して直線的に作動するダンパーが抵抗になってしまう。その点でもダンパーが適正な作動域にいられるエアサスは有効だ。

一方、ダブルウィッシュボーンも車体前方から見た場合に弧を描く軌道にはなるが、あまりアーム長が長くないのでトーションビームに比べ、弧は短くなる。また、ストロークが増えると急激なキャンバ変化や動きが渋くなる傾向もあるのでジオメトリを適正に保つという点からもストロークは短くせざるを得ないので、ダンパーのフリクションというよりはストロークを制御させる為に堅くする。最近はバンプストップラバーを第二のダンパーとして活用しているメーカーもあるくらい、地面に対して適正なジオメトリを保てるスイートスポットは少ない。レースや使うシチュエーションが決まっているのであれば、優れたサスペンションだが、ミニバンのような用途だとダブルウィッシュボーンだから一概に乗り心地が良いとか、どちらが優れているとは言えない。

このオデッセイ ハイブリッドの価格は約350万円〜となっていて、一番高いグレードになると約450万円となっている。

発売は2月上旬となり3月頃から納車されるだろうと思われるが、アル・ベルの牙城を崩せるのだろうか…?

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