マクラーレンの新型エントリーモデル「570S」の試乗映像3本!!

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マクラーレンから、エントリーモデル(あくまでマクラーレンの中で。決してヴィッツみたいなエントリーモデルではない)の570Sが、ニューヨークオートショーで公開された。

エンジンは、650Sらと共通の3,8リッターツインターボ。ただ、ECUのチューニングの違いで、馬力を名前通り、570馬力、650馬力と使い分けている。お父さんたるMP4-12Cが600馬力だったのに対し、30馬力差でしかない。もうどこがエントリーなのかなんなのか分からない。デザインもMP4-12Cからの系譜であることを色濃く残し、特徴的な顔とテールライトの配置とディヘドラルドアが一族であることを主張している。ボディサイズは、全長4,570mm×全幅2,095mm×全高1,202mmと、全長4,512mm全幅2,093mm全高1,199mmの650Sのボディサイズより全て大きい。外観では、リアの可変スポイラーが省略され、特徴的なセンターから出るエキゾーストパイプも一般的な左右二本出しとなる。

エンジンは、MP4-12C、650S/625C、570S/540CともにM838T。基本的にエンジン自体は踏襲されているおり、ECUによるチューニングとなっているらしい。このエンジンは、13-14年のインターナショナルエンジンオブザイヤーに輝いている。

マクラーレンは、P1系のアルティメットシリーズ、675,650系のスーパーシリーズ、エントリーグレードたる、570S,540Cのスポーツシリーズからなるヒエラルキーを設定している。また、各数字後ろのSはスポーツを、Cはクラブを意味し、Cの方が(性能上”少し”)穏やかな性格としている。

ボディは、カーボン製のモノセルと呼ばれるキャビンスペースにアルミ製のサブフレームを接続し、エンジンやサスペンションをマウントする。F1等で使用されているオートクレーブで焼くドライカーボンではなく、レジントランスファーモールディング(RTM)方式。これは、炭素繊維に樹脂を塗ったプリプレグを重ね合わせて作る方法ではなく、あとから樹脂を流し込む方法。この方法により1週間程度時間がかかっていた、CFRPの製造を40分にまで圧縮させたという。ちなみにBMWi3やi8などもこの方法。今後の自動車製造におけるカーボンファイバーはこの方法が主流になりそう。

車重は約1,312キロ。0-100km/h加速は3.2秒、トップスピード328㎞/hと全く、エントリーではない性能だ。価格帯は2,000万円前後となりそうで、想定されるライバルはアウディR8 V10や911GT3辺りとなる。ポルシェが台頭している2,000万円クラスのスポーツカーセグメントは既にレッドオーシャンで、参加するつもりはないとケーニグセグが言っていたが、この570Sは後発ではありながら十分な競争力をもっていそうだ。

このスパイダー、真剣に欲しい。もちろん10年後位に中古で・・・だけど。

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