免許合宿レポートコラム スピードのこっち側 第2話 by 吉本ユータヌキ

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コラムタイトル全く友達ができずに過ごした合宿生活。それにしても思った以上に友達ができない。
そもそも自分が人のことを見た目で判断してしまったり、積極的に寄って行こうしないのが悪いかもしれない。けどね、

やっぱりヤンキーは恐い。

僕が学生時代、ヤンキーにいじめられていてトラウマになっている話は暗くなるからやめておくが、とにかくヤンキーは恐い。何を考えているのかわからない。
なんだかんだ孤独で過ごして1週間経った所で仮免許試験。教習場内を何周か回るのだ。車線変更、S字クランク、坂道発進、踏切など。中でも僕は坂道発進が苦手だった。性格的に0か100しかできず“いい塩梅”がすごく苦手。アクセルもブレーキもペダルを全力で踏んでしまいたい。これはもうマリオカートのせいだとしか思えない。

そんなことは置いといて、受験生には番号が配られ順番に乗っていく。順番が次の人は後部座席にに乗る。つまり受験生の運転に同乗するということ。
僕は19歳ぐらいのヤンキーギャルの後部座席に乗ることに。もちろん彼女の頭の中には礼儀なんてものは存在しない。お願いしますの一言すらなくエンジンがかけられ発進。
S字クランクで脱輪するんじゃないだろうか。坂道発進で後退していくのじゃないだろうか。そんな不安でいっぱいだったがその予想は大きく外れていた。

なんたって今僕が乗車している車はすでに

02a右車線を走っている。

教官は慌てて注意を促す。『なななな…なんで右車線を走ってるんだ!
ヤンキーギャルは信じられない言葉を放った。

 

 

『右曲がるならこっちの方が近いじゃん。』

ゆとり世代にルールはなかったね。効率化社会なのかな。スマートでスタイリッシュに逆走しててビックリしたよね。むしろその発想パイオニアかと思った。天才奇才。
というか今までの授業はどうしてきたんだって色々と心配になったね。

仮免許試験は減点方式なのでどんなにぶっとんだことをしてもボーダーラインを下回らなければ続くんです。僕と不安を乗せて進み続けるの。右車線を。

なんとか左車線に戻って進んでもう少しで鬼の坂道発進に差し掛かる!ついに!ついに!はたしてこの後どうなるのかー!!!!ってバラエティ番組ならCMを挟むとこなんですけど、直前の赤信号を華麗に通り抜けてCM前にGAME OVER。
ここまできたら全く笑えないのよね。コントかってぐらいに自由気侭なドライビングだったんですけど、ヤンキーギャルが信じられないぐらいに怒ってるんです。

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『なんで失格なの!?意味わかんないんですけど!!!まじウザい〜!!!!』
て、おじいちゃん教官に楯突きまくりで第三者の僕からすればその光景が一番“意味わかんないんですけど”。
教官も呆れながら『信号は守らないと』って。当たり前過ぎてへんな空気が流れた所にヤンキーギャルが一言。

 

 

『車来てなかったら渡ってもいいじゃん!!!!』

 

僕にはわからない時代が切り開かれている。

やっぱりヤンキーは怖い。

 

つづく

毎週木曜日に更新です!


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【雑談】
つい先日、自信のブログが1周年を迎えました。今まで何一つ続かなかった飽き症で三日坊主な僕が1年もブログを続けれたのは人前で活動していたからと思います。自分の中でとどめるものならば緊張感もなく追われることもなく甘くなり続いていなかったと思います。そうゆう意味ではこうして外のメディアで記事を書かせてもらってる方がいいのかもしれませんね。と言いつつもこの原稿が締め切りに間に合ってなかったことは内緒でお願いします。

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