【ホンダ N-WGN】磨き抜いた技術が実現の評価、後だしで求めたのは!

引用元(Quote source) http://www.carjunction.com/

ホンダNシリーズのラストバッター、N-WGNの世界観に注目

引用元(Quote source) http://www.motor1.com/news/42173/honda-n-wgn-n-wgn-custom-announced-for-tokyo/

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ホンダが本気で軽自動車の市場を狙ってきたのがNシリーズ。結果としてNシリーズ第一弾のN-BOXはN-BOX+(プラス)、N-BOX SLASH(/=スラッシュ)とスライドドアのトールワゴンとして関連車種を増やしながら軽自動車のナンバーワンブランドに君臨しています。

▼関連記事 新しい(New)これからの(Next)日本(Nippon)の乗り物(Norimono)だというNシリーズ、ホンダの軽の人気の源泉、センタータンクレイアウトについては関連記事で詳しく触れています。N-WGNも当然採用している基本構造です。

【大人気のホンダ N-BOX】大特集決定版!高い評価に迫ります

ダイハツ、スズキに後れを取っていたホンダですが軽自動車全体での売り上げはまだ両社には及びませんが、かなりの存在感を発揮するようになったのはやはりNシリーズの開発のお蔭といえるでしょう。

N-WGNにはホンダの軽自動車に対する独自の狙いがある?

引用元(Quote source) https://www.pinterest.com/1967redolds/hondas/

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ホンダの古典となっているN360は超レアカーであるN600Eとともにホンダの初の乗用車ですが、軽自動車だったN360は大ヒットとなってホンダの自動車会社としての基礎を作った車です。よく知られているようにそれまでホンダにはS500からの流れとなる2座席スポーツカーに加えて同じエンジン!? を使った軽トラックがあるだけでした。

N360がモチーフのN-ONEはプレミアムを意識のハッチバック

引用元(Quote source) https://www.jsae.or.jp/autotech/data_e/1-50e.html

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N360のNも乗り物(Norimono)のNだったとされますが、N360をモチーフにプレミアムな軽として甦らせたN-ONEに続いて、いまのところNシリーズのトリを務めているのがN-WGNとなります。

N-WGNはヒンジタイプのトールワゴン

簡単に説明してしまえばN-WGNは他のライバル車同様、スライドドアでないヒンジドアのタイプのトールワゴンだといってもいいのですが、ハッチバックのタイプを担うN-ONEがいくら質感の高さに力点が置かれたプレミアムが狙いとはいえ、N-WGNは燃費データでこのN-ONEを上回ってきているのです。

▼関連記事 軽自動車選びで重要な3つの鉄則、トールワゴン、スライドドア、ハッチバックについて理解できる記事があります

【日産デイズ】ランキングに諸事情あり、ルークスも分かればすっきり納得の評価

燃費はN-WGNが上! 何故N-ONEを追い込むような真似を

もしN-ONEがプレミアム狙いでなければまるで立場のないことですが、考えようによってはホンダはN-WGNについてはヒンジドアのトールワゴンのポジションだけでなく他社のハッチバックのタイプのポジションまで狙っているのではないかと思われます。

軽自動車のハッチバックに新たな意味を描く?

引用元(Quote source) https://www.pakwheels.com/new-cars/compare/daihatsu-move-vs-honda-none

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ただし他社のライバル、つまりアルトとミラ・イースということになりますが、この両車と比べるには価格も燃費も違い過ぎます。非常にシンプルなこの軽自動車のベーシック帯の最安値のバージョンには事実上ホンダが投入している車はないのが現状です。

最安値競争には参入しない作戦?

引用元(Quote source) http://bestsellingcarsblog.com/2014/02/japan-kei-cars-january-2014-honda-n-wgn-passes-n-box-to-2/

引用元(Quote source) http://bestsellingcarsblog.com/2014/02/japan-kei-cars-january-2014-honda-n-wgn-passes-n-box-to-2/

それでは今後投入があるのかといえば、どうやらそうではなくこのN-WGNこそがホンダの解答なのではないかと思える状況です。

ホンダが設定する車種ブランドの垣根を越えて走行性能重視の選択ならばN-WGN、もしくは少し贅沢にN-ONE、デザイン重視ならばN-BOX SLASHを選んでくれとホンダは言っているように思えます。

またもやこだわったホンダらしさの結果がN-WGN?

引用元(Quote source) http://www.topgear.com/car-news/first-look/daihatsu-and-honda-bring-back-kei-car

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そもそもN-ONEは価格競争とは真逆の狙いで投入されています。さらにはNシリーズではありませんがホンダはS660 も投入済みです。

こうなるとN-BOXに関してはスライドドアという便利機能重視のボディを採用するのだからある程度の妥協はするとしても、軽自動車においてさえ走りへのこだわりを持つことがN-WGNの意味となるのかもしれません。走りはホンダらしさとしてメーカー自体が強く意識していることです。

とはいえN-BOXよりは低いとはいえやはり車高は高く、ボディタイプは明らかにトールワゴンです。N-ONEがラグジュアリー(本当は軽でラグジュアリーもないのでしょうが)な気分を満たすように走りの質感も追求するのであればN-WGNはもっと実用的な面からの乗用タイプとしての評価を得られるように狙いを定めていると考えます。

このためにホンダが仕掛けてきたのはかなり磨き抜かれた技術のように思います。注目すべき点をしっかりみていくことにしましょう。

N-WGNに投入、磨き抜かれた技術で実現の燃費、そして評価は


トールワゴンであっても乗員志向の乗り心地を目指そうというN-WGNでは高い車高にも関わらずハッチバックタイプ並みの空力抵抗を目指してボディが磨かれています。そしてそれだけでなく技術的にもちょっと驚きのものが投入されています。

ツインインジェクションシステム

引用元(Quote source) http://www.carjunction.com/

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ツインインジェクションというのは1気筒に2つの燃料噴射部が配置されたものです。通常はひとつで済ませる訳ですからとても贅沢な仕組みです。2つにすると何がよいのかといえば燃料と空気の混合具合をより均一にできます。

単純にいろいろな方向から噴き出たほうが全体に混ざるのは分かるかと思いますが1回の噴射量を少なくできることで燃料が霧化しやすいといいます。

また噴射された燃料の気筒内での動きからツインインジェクションのほうが短い距離で噴射できます。細かい制御ですがこれでレスポンスやパワーそのものが向上しています。軽自動車に始めて採用してきました。

ナトリウム封入バルブ

引用元(Quote source) http://leopauldelrosario.blogspot.jp/2013/11/honda-n-wgn.html

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こちらはなんとホンダの乗用車初の試みだそう。バルブを中空にしてナトリウムを封入しています。ナトリウムは熱伝導率が高い金属なので放熱性が高いのです。

ナトリウムで冷却といえば福井の高速増殖炉のもんじゅを思い浮かべます。建設以来ろくに稼働したことがなく、それなのに維持費が年間200億円かかるという驚くべき施設ですが、なんでも優秀な冷却材のナトリウムを使わないといけないということでナトリウムを使っていますが万が一出火した場合は水を消火に使えないといいます。

ナトリウムは冷却材としては極めて優秀ですが、化学反応が激しく水や酸素に触れると激烈な反応を示すといいます。こんな話を聞いただけでもバルブの中にどうやって封入するんだろうか? とその技術には目もくらむ思いがします。

もちろん封入されているくらいのナトリウムなら危険はあまりないのですが、この難しい工作技術のおかげで11.8の高圧縮比を実現しました。高圧縮比ではノッキングが怖い一方で熱効率がいいのです。ナトリウム封入バルブの放熱性はノッキング対策として有効です。ここで恐れているノッキングは高圧縮で着火しやすくなっている混合気に自然着火することですから冷却が大切なのです。

CVTもさらにコンパクトに

引用元(Quote source) http://indianautosblog.com/2013/11/honda-n-wgn-honda-n-wgn-custom-104198/honda-n-wgn-side

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グレードによる設定になりますがパドルシフトはCVTとの相性もなかなかのものです。Nシリーズの開発にあたってホンダはCVTもかなりコンパクトに設計してきたのですがN-WGNに向けてさらに小型軽量化を図っています。

抵抗削減のためCVTフルードウォーマーでフルードを温めたり細かい改善で走りを犠牲にせずに走行性能を追い求めています。こうなると、やはりパドルシフトがおススメです。

▼関連記事 CVTについてはこちらの記事をご覧下さい

CVTでも無くならないATのトルクコンバータとは一体何なのか?

電動パワーステアリングの制御にも新機軸

引用元(Quote source) http://indianautosblog.com/2013/11/honda-n-wgn-honda-n-wgn-custom-104198/honda-n-wgn-custom-interiors

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N-WGNにはVSAが全車に標準装備されています。VSAはABS(アンチロックブレーキシステム)、TCS(トラクションコントロール)に最近は横すべり抑制までつくのがデフォルトです。

さらにせっかくVSAのために積んでいるステアリング舵角センサーの情報を日常的な運転の質感向上に使おうというN-WGNの思想にピッタリな新機軸が盛り込まれています。

駐車場や交差点では軽く回り、ハンドルの戻りのスムーズさにまでこだわって作ったといいます。いつでも問題になるのは日常と高速域では操作感が違って欲しいということ。その点も抜かりなく高速ではしっかりとしたステアリングインフォメーションを実現しているとのことです。

公的な評価も高いダブルの最高ランク

引用元(Quote source) https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Osaka_Motor_Show_2013_(175)_Honda_N-WGN_G_(JH1).JPG

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ともにJVCAP(独立行政法人 自動車事故対策機構)の評価となりますが、新・安全性能総合評価と予防安全性能評価の双方で最高ランクに位置づけられています。これは軽自動車で初だそう。

予防安全性能の最高評価ASV+はカメラやレーダーセンサーのお蔭でかなりみるようになりましたが、軽自動車にとって難しかったのは5つ星となった新安全性能総合評価のほうなのでしょう。

乗員の安全保護についても軽自動車は厳しい条件にあるのですが、さらに万が一の場合の歩行者保護まで条件を満たさなければならないのです。双方の評価を得たことは先進の結果といえるでしょう。

カスタムやターボも!N-WGNのグレード、価格、燃費は

引用元(Quote source) http://www.tradecarview.com/specifications/honda/n_wgn/g_comfort_package_cvt_0.66/124737/

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サイズが決められていて工夫のしどころはどうしても限られてくる軽自動車では「カスタム」仕様を用意するのが定番です。N-WGNも他社やN-BOX同様にN-WGNカスタムとしたバージョンを用意しています。アグレッシブな外観、充実の装備や特徴ある内外装などこれもよくある手法が盛り込まれています。

【グレード構成】エンジンは自然吸気とターボの2種類
N-WGNだけにベースグレードの「C」があります。
N-WGN、N-WGNカスタムはスタンダードな「G」、快適便利装備充実の「G・Lパッケージ」ターボエンジン搭載車は「G・ターボパッケージ」となっています。
【 658ccDOHCエンジン】
(自然吸気)
最高出力:43 kW(58 ps)/7,300 rpm
最大トルク:65 N・m/4,700 rpm
低速トルクを意識した仕上がりが使いやすいとアピールされています。
(ターボエンジン)
最高出力:47  kW(64 ps)/6,000 rpm
最大トルク:104 N・m/2,600 rpm
注目すべき点は2,600回転で最大トルクを発揮すること。ターボのよさをいかんなく発揮する設計で使い易そうです。
駆動方式:FF(フロントエンジン、フロントドライブ)2WD、4WD
価格:1,090,000円~1,645,000円
JC08モード燃費:24.2 km~29.4 km
エコカー減税:
自然吸気(2WD)取得税、重量税免税、(4WD)取得税80%、重量税75%減税
ターボ 取得税60%、重量税50%減税
(ターボのカスタム4WD15インチアルミホイール装着車のみ)取得税40%、重量税25%減税
▼参照リンク ホンダ N-WGNの情報はホンダ N-WGN公式ページからのものです

車の本質にこだわった軽としての評価は確か、口コミも上々

引用元(Quote source) http://paultan.org/2013/10/24/honda-n-wgn-tokyo/

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こうした魅力はホンダファンには分かり易いのか当初から評価は上々に思いますが、一般的にはやはりスライドドアの魅力には敵わないようです。また価格競争で考えれば最安値を競うことはできませんが、その割には売れているようにも思います。

こういう車は乗ってみるとよさが分かるものです。ちょっと試乗してみたい車ですから軽自動車選びの時には覚えておいて頂きたい車だと思います。

N-WGNの売り上げの推移はビークルナビでも注目して追いかけて行きたいと思います。毎月更新となる最新!軽自動車新車ランキングTOP10がこちら!の記事はブックマークをおススメします。

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