【スズキ スペーシア】ライバルにみせたのは燃費対策?にじみ出るのは誠実さ!

引用元(Quote source) http://www.japanbullet.com/auto-moto/suzuki-spacia-instrument-panels-enhance-a-sense-of-space

スズキのスライドドアのトールワゴンはスペーシアで勝負

引用元(Quote source) http://www.autozine.org/Archive/Suzuki/new/Kcar_2011.html

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軽自動車市場で一番熱い争いとなっているのはトールワゴンというジャンル。重くなっても価格が少し高くなっても、各メーカーとも支持を受けているのは一番の高級タイプと言っていいスライドドアのトールワゴンです。

そこにスズキから戦略的に投入されているのがスペーシアという車になります。

燃費対策の肝、S-eNe CHARGE(エスエネチャージ)は賢い選択?

引用元(Quote source) http://s10205951.sj-gunma.jp/2015/04/20/s-ene-charge/

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エンジンの不得意な部分だけを助けてくれるのが、回生エネルギーで充電した電気を使ってアシストしてくれるモーター。そうです、まさしくハイブリッドといえるのですが、スズキの場合はモーターでも動かせるのではなく、あくまでモーターはアシストするだけ。登録車で採用しているシステムについてはマイルドハイブリッドなんて言葉も使ったりしている技術です。

深入りしないハイブリッドは欠点も目立たず

これはハイブリッドシステム自体を簡易で小型のものにできて、大きく重い重量物となりがちなバッテリーも小型のもので済む結果となっています。実際どちらもとてもコンパクト。ハイブリッドの欠点は本格的なものの場合価格が高くなり、相当な距離を走らなくてはもとを取れないこと。

また、重量がかさむことはそもそも燃費の悪化につながります。だからハイブリッドがアピールする素晴らしい燃費を稼ぐためには適した条件にハマらないとダメといったことが起こります。

モーターアシストに徹して効果的な結果に

S-eNe CHARGEについては小型のバッテリーで必要最小限の機能に留めることでシステム自体が本格ハイブリッドほどは大きく燃費を稼ぐことはないのですが、スペーシアでは軽自動車の特徴、素性と相まってハイブリッドのデメリットをほとんどみせることなく燃費に貢献してよい結果をもたらしています。

両側スライドドアなど装備充実を仕掛けるスズキ

引用元(Quote source) http://www.mundoautomotor.com.ar/web/2013/03/25/suzuki-spacia/suzuki-spacia-1/

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スペーシアは軽のトールワゴンの最高級ブランドをどのように表現するのかというテーマに対してもしっかり解答を出してきています。各社とも軽の最上級ヒエラルキーにはスライドドアの車種を用意している訳ですが、この競争の中で両側スライドドアとしたのはスズキが最初です。

スペーシアに関しては軽量化も抜け目なく、さらに燃費対策のスズキグリーンテクノロジーはS-eNe CHARGEに限らず全面的に標準として導入されていてアイドリングストップやエコクールなど工夫が詰まっています。

軽自動車の販売合戦の最前線にたっているスペーシア、ライバルたちとの比較も交えながらもっとよく特徴を探ってみたいと思います。

軽自動車トップを争うスズキながら、最上級部門では後手に?

引用元(Quote source) http://leopauldelrosario.blogspot.jp/2013/06/suzuki-spacia-custom.html

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あくまで販売台数で考えた場合ですがライバルといえるホンダとダイハツのスライドドアの車種には遅れをとっています。スペーシアは市場が出した結果の通りどこか魅力に欠けているのでしょうか。そんなことはないと思うのですがまずはこれまでのTVCMをみながら検証してみましょう。

最新のCMでアピールのデュアルカメラブレーキサポート

予防安全装備でも軽自動車で初のデュアルカメラの採用をアピールしています。人間の目と同じステレオで画像を捉えるのは予防安全装備の中でも画像認識を利用する方法では高級装備です。スバルのアイサイトが有名ですがスバルの予防安全装備での先進性のイメージのもとになっている技術だともいえます。

堀北真希が出演の初期のCMでアピールしたのはeNe-CHARGE

今ではeNe-CHARGEからS-eNeCHARGEにグレードアップしていますからやはり力が入っています。開発はこんな風にどんどん進んでいるのがスペーシア。

▼関連記事 回生した電気を動力アシストするS-eNeCHARGEに対して電装品への供給のみなのがeNeCHARGE、こちらはスズキアルトの記事でふれています

【燃費が魅力?スズキ アルト】思い通りが実現、ワークス、ターボRS、ラパン大特集

上級トールワゴン、スライドドア仕様のライバル徹底比較

引用元(Quote source) http://car-hikaku-kentou.seesaa.net/article/396157850.html

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軽自動車は長さや幅、高さ、排気量が制限されている代わりに税制などでの優遇処置がある車です。より大きく、より強くといった方向では競争は限られてしまう代わりに経済性では良い結果をだすのに素性がいいともいえます。

そんな軽自動車選びには三つの大原則ともいえることがあります。

  • トールワゴンかハッチバックか
  • トールワゴンならばスライドドアか
  • 「カスタム」バージョンかどうか

▼関連記事 このことについてはビークルナビの日産デイズの記事で詳しくお話してあります

【日産デイズ】ランキングに諸事情あり、ルークスも分かればすっきり納得の評価

各車どんな車種がトップブランドなのかは特徴が…

引用元(Quote source) http://www.motorstown.com/54564-daihatsu-tanto.html

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軽自動車の最も高級といえるスライドドアのトールワゴンがスペーシアの位置づけです。ライバルとなるのがホンダのN-BOX、ダイハツのタントとなるでしょう。軽自動車の売上ナンバーワンを争っているブランドです。

ホンダではN-BOXが独走、ダイハツはタントとムーブというトールワゴンが共に好調、それに対してスズキはアルトがトップブランド。アルトは車高は低いほうのハッチバックモデル、室内の余裕はトールワゴンほど感じられないでしょうし、ユーティリティにも劣るはずです。

スズキファンの愛する真面目さ、誠実さとは

引用元(Quote source) http://www.autoblog.com/photos/2015-suzuki-alto-jdm/

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軽自動車のよさを最も生かそうと思ったらアルトのような車が適しています。トールワゴンは軽自動車でも登録車が持っている魅力に近いものを出せないかというアプローチの結果生まれたもので贅沢でもあり無理筋でもあります。そこをなんとかという苦肉の策という訳です。

アルトの燃費とスズキファンの評価、燃費偽装問題に対しても…

アルトはガソリン車燃費ナンバーワンを実現しています。燃費といえば三菱の偽装問題に際してスズキでも不正確な値を出していたことが分かりましたが、なんと実際にはスズキが公表していた値よりも燃費がよいという結末に世間は驚いたものです。

スズキが経済産業省の算定方法よりも厳しく試験したうえで、さらに緩い試験を重ねてそのコストがユーザーに跳ね返らないように厳しい試験結果を代わりに公表していたことが原因です。

スズキファンにはすでに承知のこと

実はスズキのユーザーやファンは実燃費がよいことはすでに承知のこと、やっぱりそうだったのかと思っただけのことでした。

こうしたユーザーが多いことがアルトがトップブランドの理由なのでしょうし、ちょっと無理筋ともいえるトールワゴンのスライドドア車をスズキが出すときにも商品企画はスズキらしい真面目さ、誠実さがにじみ出ています。

売上上位のN-BOX、タントと徹底比較したスペーシアとは

引用元(Quote source) http://www.japanbullet.com/auto-moto/suzuki-spacia-instrument-panels-enhance-a-sense-of-space

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ともあれ、売り上げの傾向をみればユーザーはトールワゴン、それもスライドドアのモデルを望んでいることが分かります。スズキは現行アルトでは軽自動車の王道にデザインの魅力を追求し、ホットモデルを2種類も用意することで燃費と付加価値で走ることに着目した提案をしてきました。

ではスペーシアではなおかつユーザーの求める無理筋ともいえるゆとりやユーティリティに対してどんな解答をだしているのでしょうか?

▼関連記事 N-BOX、タントとの詳細なデータ比較はダイハツタントの記事で検証しています

【ダイハツ タント】軽の高級車はゆったりミラクルな高機能が魅力

数字を比較したうえで見るスペーシアの特徴

引用元(Quote source) http://leopauldelrosario.blogspot.jp/2013/02/suzuki-spacia-mk32s.html

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詳細の数字は関連記事をご参照頂くとしてこちらでは端的にまとめてみましょう。

  • スペーシアは一番車高が低いが室内高の高さは2番目
  • もっとも軽いのはスペーシア
  • 割と飛び抜けて燃費がよいのがスペーシア
  • もっとも室内長があるのがスペーシア

という特徴がみられます。

価格に関しては最低価格も最高価格も最も高いのがスペーシアになりますが、装備がどうなのかとか、「カスタム仕様」をどのように設定しているかとか、値引きによる実売の様子はどうなのかとか一概にカタログ値で判断できるものではないです。

やはりスペーシアのありかたは真面目、誠実?

引用元(Quote source) http://newscarshow.blogspot.jp/2013/04/2014-suzuki-spacia.html

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特徴をまとめてみると実用性というところに尽力していることがよく分かります。実はトールワゴンというアイディアはスズキが始めたものでワゴンRが元祖だと考えるのが妥当でしょう。ワゴンRのヒットによって軽自動車の主流はトールワゴンとなり各車追随した結果がいまの状況です。

安易な手段は車高をあげること

室内の高さでゆとりをだすために車高をあげるのは、軽自動車の規格で車高方向にはまだ余裕がありますから簡単です。ただし車高をあげることは走行安定性にはどんどん不利に働きます。その意味ではゆとりを考えてもありがたいのは実は室内長のほうです。

ただし走行安定性によくなくとも、置いてあるだけならば車高が高ければ立派でゆとりがあるようにイメージされるのだろうとは思います。

競争によって装備されたスライドドアの影響

そして差別化のために装備されたのがスライドドアです。スライドドアの装備自体はダイハツに先を越されましたが、両側スライドドアとしたのはスズキです。スペーシアはパレットという車の後継車ですが、パレットが軽に後席両側スライドドアを持ち込んだ最初の車です。

スライドドアのよいところは大きく重たいドアになっても扱いやすいところ。電動式ならなおさらです。狭いところでも開閉しやすく、乗り降りしやすいのもよいところですが、それも大きなドアほど言えていることです。

反面重量増や価格が高くなるデメリットもある訳で、軽自動車の性格にあっているのかどうかは考えどころです。ただしあればあっただけ便利なのも間違いないことです。

グラスエリアの狭さなどもどう捉えるか

ハッチバックなどに比べれば大きな面積となっているとはいえグラスエリアの広さはライバルの中ではもっとも狭いのは外観からすぐに分かります。グラスエリアが広ければ中に座った人の開放感は増すことでしょう。印象はいいはずです。

ただしガラスは重いものですし、サイドウィンドウは開閉できないといけません。ガラスエリアの広さはそういう事情から重心の高さを招くことになります。

スペーシアは屋根の上端からガラスエリア上端まで割合に距離がありますが、この構造が実質的な室内高の高さや剛性の確保に役立ち、ひいては軽量化に繋がっていると思うのは間違いでしょうか?

実際の使い勝手に対する配慮が行き届いていることは、どこか隠れた要素のように思いますが、スペーシアがそのような点を重視しているように感じられるはやはり真面目、誠実な性格を物語っているように思えます。

スズキスペーシアカスタムもしっかりラインナップ

引用元(Quote source) http://leopauldelrosario.blogspot.jp/2015/05/suzuki-spacia-2016-minor-change.html

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真面目で誠実、忠実な道具のようにシンプルで機能的なスペーシアですが軽自動車の車種設定の常道としてある「カスタム」仕様もしっかり設定されています。

名前もずはりスペーシアカスタムとしてアグレッシブな外観、内外装の充実というお約束どおりの内容となっています。バンパーのフォグランプなども印象的なデザインだけでなく、軽自動車ですがデュアルカメラの予防安全装備や全方位モニターなど先進技術がきちんと搭載されるのもうれしい設定です。

スペーシアのグレード、スペック、燃費、価格は?ターボも!

引用元(Quote source) https://en.wheelsage.org/suzuki/spacia/91753/pictures/ecaq7q/

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ツートーンカラーも用意されています。

スペーシアのグレード
ベースグレードのG、装備充実のX、ターボモデルのTそれぞれに2輪駆動(2WD)と4輪駆動(4WD)が設定されます。
スペーシアカスタムのグレード
ベースグレードのGS、装備充実のXSに分かれます。どちらにもターボモデルの設定があります。それぞれすべてに2WDと4WDの設定があります。
658 cc水冷4サイクル直列3気筒エンジン
吸排気VVT(可変バルブタイミング)機構付き
最高出力38 kW(52 PS)/6,500 rpm
最大トルク63 N・m/4,000 rpm
(ターボモデル)
VVT(可変バルブタイミング)機構付きインタークーラーターボ
最高出力47 kW(64 PS)/6,000 rpm
最大トルク95 N・m/3,000 rpm

【ISGモーター】
最高出力:1.6kW(2.2PS)/1,000 rpm
最大トルク:40 N・m/100 rpm

トランスミッション:インパネシフトCVT

▼関連記事 CVTについてはこちらをどうぞ

CVTでも無くならないATのトルクコンバータとは一体何なのか?

駆動方式:FF(フロントエンジンフロントドライブ)2WD、フルタイム4WD

車両重量:840 g~930 g

JC08モード燃費:25,6 km/L~32 km/L
エコカー減税は取得税、重量税が免税、減税対象車があります。
価格:1,274,400円~2,062,800円
スズキスペーシアの情報はスズキの公式サイトからの情報です

モデルチェンジや中古車市場の見込みは?

引用元(Quote source) http://leopauldelrosario.blogspot.jp/2013/06/suzuki-spacia-custom.html

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こんな現行スペーシアは2013(平成25)年3月発売されました。スライドアのトールワゴンとしてはパレットの時代に次ぐ2代目ともいえますが、スペーシアとしては現行モデルが初代のものです。中古車市場もこれからやっと活性化する頃でしょう。

モデルチェンジはまだ先のことでしょう。2015(平成27)年のマイナーチェンでS-eNeCHARGEとデュアルブレーキサポート搭載のマイナーチェンジがありました。スケジュールでは2018年あたりが次のモデルチェンジの可能性が高いと思われます。

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