世界最大級の草レース、ニュル24時間耐久でスバルがクラス2連覇の快挙!!

nbr16_02444回めとなるニュルブルクリンク24時間耐久レースの決勝が、現地時間の5月28日15時30分から29日に掛けて開催された。
エントリー数は、158台。これだけの数が普通のサーキットを走ってもクラッシュなどトラブルは起きる。それが、世界一過酷と言われ、緑の地獄の異名をもつニュルブルクリンクだ。どんな魔物がいるのか想像もつかない。このあとに起こる波乱もつゆ知らず、多くのギャラリーが見守る中、大きな問題が起きることなくスタートしていく。
スタート順は、事実上総合優勝に手が届くクラスSP9が先導していく。SP9は、基本的にGT3規格と同様で、このクラスだけで40台がエントリーしている。ポールシッターは、地元ドイツのMercedes-AMG GT3(9号車)。2番手も同じくドイツのBMW M6 GT3(18号車)、3番手はMercedes-AMG GT3(88号車)。
トップクラス車両は、予選と変わらない8分20秒前後のラップタイムで周回するが、4周目に魔物が目を覚ます。コースの西側に大雨が降ってきた。舗装も悪く、ドライでもμの低いニュル。突然の雨に足元をすくわれ、コースアウト、クラッシュが多発。大雨は次第にひょうへと変わるが、西側のみで東側やグランプリコースはドライという山岳、そして距離の長いニュルならではの天候に翻弄される。結局、このひょうの為、レースは中断となった。
約3時間後、ひょうは止むが、東側も含めヘビーウエットへ。雨量は強くセーフティカーの先導が続き、ようやく20時過ぎにリスタート。
その後もMercedes-AMG GT3の9号車、88号車、4号車、29号車の一車種四台によるトップ争いが続く。天候は雨は止み、路面は乾いてきているが、ところどころ排水の悪いところが残る難しい状況の中、夜間の走行は続く。
夜明けを迎えるころ、路面はドライに。レースは相変わらず、Mercedes-AMG GT3が優位に進めていくが、ライバルBMWが争いに加わる。Schubert Motorsport Gmbhの100号車とRowe Racingの23号車の2台のM6 GT3。
しかし、追撃叶わず、終盤はまたMercedes-AMG GT3の4台によるワンメイクレースに。Mercedes-AMG GT3が独占。最終1時間の時点で29号車、4号車、88号車、9号車の順で徐々に差はつまっていく。
24時間の激しい戦いも残りわずかとなり、最終ラップ、このまま29号車のトップで幕を閉じるかと思った最終ラップ、グランプリコースの左コーナーで、4号車が29号車のインに飛び込み、立ち上がりで軽く接触、29号車はコース外へ逃げる。これでAMG-Team Black Falcon4号車が先頭に立ち、そのまま逃げ切りトップでチェッカーという劇的な幕切れだった。
下位のアウディTTと争う2.0リッターターボエンジンのSP3Tクラスには、連覇を狙うSUBARU WRX STIが参戦。荒れた天候を味方につけるAWDが真価を発揮しリードを築く。その後天候の回復とともにアウディTTもタイムを回復、激しい争いとなるかと思ったが、アウディTTは、残り3時間の時点でクラッシュによりリタイア。総合20位となり2年連続でクラス優勝を飾った。

もう一台、注目の日本車、レクサスRC Fも一台別クラスで戦いを続けていたが、豊田モリゾー章雄社長にドライバーチェンジし、完走という最後のスティントを前にリアサスのトラブルでリタイアした。

今年はモナコも魔物が活躍し、波乱を起こしてくれたが、ニュルでも魔物は元気いっぱいだった。

こうして、世界最大級の草レースは幕をおろした。

 

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